DTMでオーケストラを学びたい!という方に、私自身いろいろ試行錯誤する中で、良かったと思った勉強法を、今回はご紹介しようと思います。

しっかりとしたオーケストラの音楽を作る上で、多少の音楽理論の知識があった方が、曲の展開や表現の幅が広がったり、音の不自然なぶつかりを回避できたりして、より聴いてもらえる作品を作れるようになると思います。

様々な参考書は世の中にたくさん出ているので、そちらを読んで勉強するのも一つの方法かと思いますが、今回は、クラシック音楽を参考にした実践的に行う勉強方法です

 

これは、プロの音楽家の方に教えていただいた方法なのですが、実際にこの方法で1曲作ってみたところ、大変でしたけど、非常に良い経験になったので、ぜひ皆さんにもお伝えできたらなと思います。

 

クラシックは聴けば聴くほど、曲全体の構成や、和声の響きと旋律の流れの巧みな表現など、その曲の素晴らしさに気づかされ、とても勉強になる奥深い世界です。

私個人クラシックは好きで、月1~2回の頻度でサントリーホールで都響の演奏を聴きに行っているのですが、演奏会の後しばらくは、音楽はもちろんのこと演奏者の演奏姿までが脳裏に焼きつき、自分の作曲活動において非常に刺激になってます。

 

そんなサントリーホールで初めて聴いた曲がエドワード・エルガーによるエニグマ変奏曲。

その中でも有名なニムロッドの音楽を聴いたとき、曲が終わった瞬間、ホール全体がしっとりと感動に包まれ鳥肌がたったことが忘れられず、今回、この曲をベースに勉強してみたいと思いました。

ちなみに、ニムロッドは、のだめカンタービレでも使われた曲で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。まずは、ニムロッドの音楽です。

 

ここからは、今回試してみた流れになります。

 

①オーケストラスコア(総譜)をピアノ譜レベルの簡単な楽譜に書き変える
②簡単な楽譜でコード・和声を分析する(アナリーゼ)
③好きなコードを取り出してアレンジする
④メロディーをつけながら全体の構成を作る(コード修正も含む)
⑤DTMでオーケストレーションによる編曲作業

 

 

詳細に説明していきます。

①~②スコアのシンプル化/コード・和声分析

ここが一番大変な作業。しかし、オーケストラの楽譜、しかも全ての楽器に対して長時間向き合える作業であり、一番勉強になる部分です。

なぜ簡単な楽譜にするかというと、コード・和声を分析する上で、やりやすくするためです。

簡単なスコアに書き変えたのがこちら。ちょっと恥ずかしいですが公開 

 

和音が分かることを優先にしているので、実際にピアノで弾けるかは別です。

このスコアに、コードを記入して、どんな流れになっているかを分析していきます。自分では思いつかない素敵な進行にたくさん出会えますし、その進行には先を見越した意外性が仕込まれているなど、様々な工夫に気づくことができます。

 

 

③好きなコードの取り出しとアレンジ

ここがいいな~、と魅力的に感じる部分をどんどんピックアップして、順番を入れ替えたり自分なりにアレンジを加えていきます。

 

 

④メロディー作りと全体の構成作り

大まかにできてきたコードに対して、オリジナルのメロディーをつけていきます。よりキャッチーになるように、ここでもさらにコード進行のブラッシュアップを行なっていきます。

全体のスケッチの一部がこちら。今回は作曲の先生にも見ていただき、自分の作った曲に対してもコード・和声記号を入れて勉強させていただきました。

よく見ていただくと分かるかと思うのですが、第1転回形のコードが多いんですよね。クラシックでは多い特徴があるようです。下からドミソならミソドになる感じです。

 

 

⑤DTMでオーケストレーション

最後まで一通りのスケッチが出来上がったらDTMで、オーケストレーションをします。

完成したのがこちら

 

 

かなりコードをコネコネ変えていったので、全く違う曲になっていますが、雰囲気は残っているのではないでしょうか ちなみに最後のフィナーレは、オマージュとしてニムロッドのメロディを入れています

 

一通り試すのに、結構大変でしたが、オーケストラに対する見方が自分の中で変わった気がしますし、こうした基本は、ポップ系音楽にも生かせるので、非常に勉強になりました

また時間があるときに、他の曲でも挑戦したいなーと思います。もし興味がありましたら皆さんもぜひ♪

 

最後まで読んでいただいた皆様ありがとうございました。

 

 

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カテゴリー: DTM日記

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